出口戦略として、やるべきこと!

1.経営計画の見直し
ウィズコロナ、第2波、第3波が来ることも踏まえ、売上(目標・維持増加策等)、経費(削減と配分のあり方)、営業戦略/広報戦略(対面以外でも営業効果が発揮できる電話/メール/DM/ホームページ/SNS/Webセールス(ZOOM・スカイプ・Teams等))、労働環境/労働安全衛生の整備(三密回避、消毒薬、マスク、事務所消毒、掃除等)、感染症BCP対策(規程整備、訓練など)が必要。
対面営業の営業量が低下すると、当面は、新規出力が低下するため、電話、メール、DM郵送、ホームページ、Web面談、Webセミナーなどを積極的に活用した情報提供など顧客接点強化ができる体制づくりが必要となり、そのための通信費、DM送料、IT活用等の予算配分を増やす。消毒液配備など労働環境整備のための経費予算も見直しすること。お客様にどういう付加価値を提供するのか、事業領域の範囲も含め再検討する良い機会かも。

2.財務戦略
テレワーク環境整備、各種規程・運用見直しのコストアップを補うべく、他の経費削減等を実行し、資金の振り分けを! 助成金、給付金、補助金、緊急融資などはフル活用を!

3.人事/総務戦略
労働環境・労働安全衛生面で、感染予防・防止のため消毒液、手袋の配備の徹底。テレワークやWeb会議、Web営業のための機器を導入。IT機器の社員への貸与、現金補助金支給も要検討。
規則/規程の整備、在宅勤務の場合でも通常業務ができ、生産性が低下しない、コンプライアンス問題が発生しないように体制整備を行う。テレワーク就業規則・規程の策定と周知、通勤交通費支給規程の改定(在宅勤務の取扱ルール等)、個人情報保護規程の改定(在宅勤務時のルール強化)、コンプライアンス規程の改定。社員としての自立・自律が一層必要となり、それを支える規則・規程の作成と整備が必要になる。テレワークやWeb営業面談について所属保険会社の方向性も踏まえる。態勢整備に支障がないように多面にわたり対策を講じる。加入する保険契約の見直しも必要。業務中のウィルス感染の場合で、労災認定された際に補償ができる上乗せ労災保険を選択する。顧客や取引先への損害賠償も可能な保険を、パンデミックで業務停止中に人件費などの固定費が補償される保険を!企業防衛と福利厚生の観点から加入している保険の見直しは必須!リスクマネジメントの観点で、事務所運営のルールも見直しをする。事務所の事務機器等の定期的な消毒、手洗いルールを策定。事務所も在宅勤務も想定し、縮小化も検討し、コスト削減へ。在宅勤務時を前提にした人事評価制度(評価基準等)の見直しも!在宅勤務を前提にした健康管理、安全配慮義務が行使できる社内体制の整備や、経費申請、書類提出等、社内オペレーションのルールの見直しを!

4.営業戦略(お客様対応)
Web営業面談システムの導入とお客様への通知。ZOOM、LINE、スカイプ、TEAMS、Webex、ベルフェイス等、お客様の選択の幅も広げ、お客様に応じたシステムが利用できるように。Web営業面談システムを社員が使いこなせること、お客様に使い方を説明できるように社員の知識とスキルを引き上げるための教育訓練を強化する。Web営業面談システムを活用した情報提供や成果が上がるプレゼン、提案のスキルを社内で強化していく必要がある。場合によっては、Web営業面談の専門部隊の配置や人材育成を行う。保険代理店が今ここで顧客接客力と顧客グリップ力を発揮しないと契約管理は保険会社のダイレクト管理で良いということになる。保険代理店の存在価値を低下させず、逆にこういう時だからこそ、保険代理店が必要であるという存在価値を示していく必要がある。また、顧客目線からもダイレクト通販会社以上の付加価値をお客様に提供することが大切。顧客サービスの充実と安心・安全の提供ができないと顧客は通販に流れていく可能性が高い。今、ここでWeb営業面談も活用した対面営業の価値を発揮しないと保険代理店の存在価値は薄れてしまう。IT機器、DM郵便、メール、LINE、アプリなども積極的に活用し、定期的な情報提供を強化し、お客様との関係性を維持・強化していくことが必要。
社員のWebスキル、ITスキルを磨き、その利用方法について、お客様をリードできるノウハウ、スキルが必須になる。又、ノベルティーも感染症対策グッズも要検討。
差別化戦略の見直し(商圏や差別化施策など)が必要。新規創出低下を補う新たな収益源も要検討。保険募集の流れのなかで一緒にサービス提供ができる健康リスクマネジメントの提供販売も要検討(遺伝子検査キットの販売、がんリスクスクリーニングサービスの販売、安全防犯グッズ、衛生用品の紹介・販売、健康食品・サプリメントの販売、感染症対策や健康をコンセプトに色々な業種の企業とアライアンスも必要)、法人の顧客には、Withコロナ、第2波、第3波に負けない企業リスクマネジメントとリスク回避策(保険の見直し)を提供していく。個人のお客様にも健康リスクマネジメントが顧客サービス向上の重要なコンセプトになる。